胸がキュンとなる思い出
私が好きになってしまった人には恋人がいました。
ポイント無し出会い系で知り合ってメールしていた友人など
「結婚しているわけじゃないし押しちゃえ!」
という勇ましいアドバイスをくれる人もいたのですが(苦笑)
私は自分の気持ちを隠し通そうと思っていました。
彼に伝える事は無いけれど、彼のことが嫌いになるまで・
新しい恋愛に目を向けるまではそっと彼を思っていよう。
そう決意していました。
友達同士だった私たち。
彼は何の気なく、お茶を飲もうと誘ったりしていました。
その度に私の心の中は緊張と恥ずかしさでいっぱいになりました。
友達としてでも、こうして少しだって2人で居られるならそれで良い。
そう感じていました。
そんなある日。
何時ものようにファーストフード店でお茶を飲み、
少し話をして店を出たとき、
彼が私の手を取りました。
「手を繋ぐ」という表現では無く、
「指先だけ触れている」そんな状態でした。
きっと彼の心も揺れているのかもしれない。
そう感じましたが、指先だけでも彼に「触れてしまった」ことで、
罪悪感を抱いてしまいました。
喜びよりも先立った罪悪感。
彼とはやっぱり「友達のまま」が互いにとってベストなんだと思いました。
そっと指先を離した私を彼は見る事はありませんでした。
今となっては少し胸がキュンとなる良い思い出です。
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